オーラルデント!歯周病菌にラクトフェリンが効果を発揮
オーラルデント!歯周病菌にラクトフェリンが効果を発揮?についてです。
オーラルデントに6つの成分が使用されているうちのラクトフェリンとラクトオキシダーゼ、この成分が歯周病菌になぜ効果的なのかについてです。
ラクトフェリンやラクトオキシダーゼは人の母乳、涙、汗、唾液に含まれる成分でタンパク質の一種で、1960年代に人間にもこの物質があることが分かりました。
横文字なので化学物質のようにも聞こえますが、人間が持っている抗菌物質の事をいいます。
人間以外ではウシの乳にも少しだけ含まれている事が分かっています。
体内では食中毒などにも役立ちますが、口内では歯周病菌や他の腐敗菌の除去に役立つ成分です。
どのような物質なのかもう少し踏み込んた内容をお伝えします。
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オーラルデント!歯周病菌とラクトフェリンについて
オーラルデントに含まれるラクトフェリンとラクトオキシダーゼが歯周病菌を抗菌する、その抗菌とは何をいっているのかというと、細菌の繁殖に必要なエサを奪う事を抗菌と言います。
殺菌の場合は直接、細菌に攻撃をしますが抗菌の場合は細菌の繁殖に必要な鉄分を奪ってしまうという事です。
ここが殺菌と抗菌の違いになります。
ラクトフェリンとラクトオキシダーゼは抗菌以外に歯周病菌などの菌の細胞膜をもろくさせる働きがあります。
エサを奪い、細胞膜を弱くさせるので歯周病菌にはとても適した成分になりますが、それだけの効果ではないという事です。
歯周病菌が集まるとバイオフィルムといってバリアの壁を作り出します。
菌膜(きんまく)ともいいますがこのバリアで自分たちを守ろうとします。
このバリアが強固になるとなかなか取れないものへと変化していきますが、このバリアの形成を邪魔させる事が可能な成分だという事です。
そのため歯周病菌の以外の口内にいる緑膿菌といって腸内にもいる細菌なのですが、
この細菌がだすバイオフィルム(バリア)を作らせないようにさせる事もできるわけです。
そのため歯周病菌を抑える事が出来るので予防だけではなく歯周病の人にも有効になるわけです。
人間では母乳の初乳にラクトフェリンが多く含まれていますが、免疫が未熟な新生児を外的から守るために多く含まれているものと思われます。
この抗菌は薬の抗菌とは違い体に必要のない菌だけにしか作用しません。
逆に体に必要な菌を増殖させようとする働きを持っています。
口内にも善玉菌が存在していますので、この必要な菌の増殖の手助けをしてくれるという事です。
まとめるとラクトフェリンとラクトオキシダーゼは細菌からエサを奪い、細胞膜をもろくさせ、バイオフィルム(バリア)も作らせないという事なので歯周病菌に効果をみせる事になります。
口内に必要のない菌を除去させようとし、必要な菌は増やそうとする口内には都合のいい成分です。